VIEW POINT OF CHIAKI MURATA 2018
2018年9月に韓国光州で開催されたデザインビエンナーレにおいて、村田智明のデザイン思考に焦点をあてた展覧会が開催されました。
メタフィスの製品はもとより、これまで手掛けた様々なデザインプロジェクトの成果であるプロダクトと、キーとなるデザインソリューションについて解説することで、提唱する「行為のデザイン」を伝えることができる有意義な展覧会でした。
METAPHYS chef’sの開発
韓国の食文化の中で焼肉は有名ですが、焼けた肉を鉄板上でハサミでカットするのは、韓国独自のものと言えるでしょう。しかし現在、韓国では肉を切る専用のハサミはほとんどなく、洋裁用の裁ちばさみや汎用キッチンハサミが使われているのが現状です。バナキュラーデザインとしての焼肉ばさみの開発を光州デザインセンターからの依頼で行うことになり、デザイン思考のケーススタディとして、デザイン開発のプロセスを展示いたしました。