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kanseikachi museum

神戸市
2009

PROJECT DETAIL

「感性価値創造ミュージアム in KOBE」は、経済産業省、独立行政法人中小企業基盤整備機構が新たなものづくりのガイドラインである感性価値創造イニシアティブに基づいて実施した2年目の企画です。神戸を舞台に、「感性価値」という切り口で、主に西日本の市町村約700か所から選定された61製品に焦点を絞り、機能や価格を超える魅力とは何なのか、またその魅力の背景にはどんな物語があるのかを探りました。この試みによって、ものづくりにメッセージを付加して発信する作り手側と、そのメッセージを受信し、共感する使い手側が、機能や価格を超えた価値観を通して繋がりあう仕組みを事例研究することができましたこの双方向の価値観こそ、日本のものづくりが待ち望んでいた「感性価値」なのです。

SDC2012
6つの感性価値の位置付け
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感性価値ヘキサゴングラフ
その商品の持つ感性価値の分類に使用する。面積が商品の価値を表すものではない。
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カンファレンスの様子
 
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「ユネスコデザイン都市・神戸展」展示風景
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「ユネスコデザイン都市・神戸展」展示風景
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感性価値のカタログを手に、商品を鑑賞する来場者の皆さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

新たな価値観の定性化

商品の価値は、その機能と価格のバランスであることは、誰もが頷くところでしょう。
しかし、商品の購買動機が価格や機能の比較だけでは、日本の製品は、技術が飛躍的に成長し、しかも製造コストが低廉なアジア諸国に対抗することができません。このプロジェクトは、従来の商品価値に加えて、消費者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることができる魅力を包含している商品を「感性価値商品」と位置付け、これからの日本のモノづくりの在り方を考え、それを啓蒙することを目的として始まりました。
「感性価値」という新しい価値感を啓蒙するにあたり、最も困難で重要なことは、好き嫌いという嗜好性に左右されない、だれもが理解できる明確な評価基準を築くことです。
まず、商品の感性価値を、定性的に評価できるよう、6つの要素軸を設け、商品がどのカテゴリーで強いメッセージを持っているかを分析します。

背景に歴史や人物、地域などの物語がある「背景感性価値」、
文化、哲学、美学的要素を持つ「思想感性価値」、
かわいさ、かっこよさなど、五感に訴えるメッセージがある「感覚感性価値」、
感性に訴える独自技術がある「技術感性価値」、
自分や社会を変えるメッセージがある「啓発感性価値」、
新しい提案、発想の転換がある「創造感性価値」

展覧会ではこの6つの要素を六角形のグラフ(ヘキサゴン・グラフ)に表し、それぞれの商品が発信しているメッセージを視覚化しました。
「なんとなく良い」という感覚を客観的にレベル提示することで、機能や価格という従来の単純な評価基準では語り得なかった本当の魅力を誰もが理解できるようにする試みです。
 

6種類の感性価値を視覚化

発表は、神戸ファッションウィーク開催期間中、神戸市立博物館、神戸朝日ビル、旧居留地十五番街にて行われました。中でも中心となった神戸市立博物館では、感性価値の6つの要素軸がビジュアルとして直感的に理解できるよう、放射状に延びる6つの展示ステージに、それぞれの要素が最も強いと考えられる商品を展示。
直感的にカテゴリ―が理解できるよう、配慮しました。
来場者はそれぞれに納得と共感をもって展示された商品を鑑賞しました。活動は、これからの日本のものづくりに新たな価値基準を与えるものとなりました。
 

 

感性価値創造ミュージアム in kobe


【会期】
2009年9月5日(土) ~ 9月13日(日)
【会場】
1.神戸市立博物館
  1階:「感性価値」製品展示
  2階:「ユネスコ デザイン都市・神戸展 」開催
     喜多俊之氏プロデュース
     デザイン・ルネッサンス神戸プロジェクト参加企業商品紹介
  地下1階:講演会
2.神戸朝日ビル
  「感性価値」製品空間展示
  トークセッション・播州織ファッションショー等のイベント開催
3.旧居留地十五番館 カフェ展開(土日)
「“神戸洋菓子”デザインアワード」受賞スイーツ提供
4.日本真珠会館
  夢みる真珠展/マイ・パールツア-
 

開催概要

実行委員会

実行委員長
村田 智明
 
実行委員
グエナエル・ニコラ氏 
デザイナー/有限会社キュリオシティ代表取締役

服部滋樹氏
デザイナー、クリエイティブディレクター、graf代表

松井 龍哉氏
 ロボットデザイナー/フラワー・ロボティクス株式会社 代表取締役
 


主催
独立行政法人中小企業基盤整備機構 経済産業省 神戸市